空間の雰囲気を変える大きな木家具 | 杉のシェルフデスク

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杉のシェルフデスク_空間の雰囲気を変える大きな木家具
シェルフデスクとベンチ, シェルフデスクは机のようにも棚のようにも使うことができる家具です. 椅子に座れば, 学習机のようにお絵描きをしたり, 勉強したりするときに使え, 床に座れば絵本やおもちゃを棚から出して遊ぶことができます.

厚板の杉材を使った棚のような机

国産の杉材(CLT材)を使った家具。机のようにも棚として収納のようにも使える家具を作りました。
下部は高さ30cmの2段の棚として利用し、上の天板は奥行きが45cmあり、勉強机やちょっとしたカウンターのように利用ができます。

シンプルな空間でも、大きな木の板材の使った家具を置くことにより、空間の雰囲気を大きく変えることができます。板同士は特殊な金物で接合しており、六角レンチ一本で簡単に組み立て、解体が可能です。大型の家具便としてではなく、通常配送の範囲で安価に配送ができる仕様となっているので、気軽に引越しや配送も可能です。

杉のシェルフデスク_空間の雰囲気を変える大きな木家具
杉のシェルフデスク_空間の雰囲気を変える大きな木家具
杉のシェルフデスク_空間の雰囲気を変える大きな木家具
杉のオープンシェルフ_空間の雰囲気を変える大きな木家具
オープンシェルフは3段の棚があり, シンプルながら多くの収納量があります。
杉のオープンシェルフ_空間の雰囲気を変える大きな木家具
杉のオープンシェルフ_空間の雰囲気を変える大きな木家具

国内の森林資源の有効活用するCLT

日本の国土の約7割は山林で、この山林エリアに植林し、豊かな森林資源を有しています。ところが建築材料として利用できる木材がたくさんあるにも関わらず、国内で利用される木材の多くは外国産です。 国内には豊富な森林資源があるにも関わらず、国産木材が高価なことから、現状、多くを輸入木材に頼っています。 輸入木材は国産材に比べると、安価で均一性が高く、さらに大量入手ため人気が集まっています。

昔の日本は国内産木材の自給率は9割以上と言われていましたが、現在では自給率は2割まで落ち込んでいます。 この「木材の自給率問題」を解決する可能性を持つのが「CLT」です。

CLT材は国内の杉や檜で作られます。主に建材として使われる材料ですが、日本の木材自給率の約7割が輸入材とも言われる中、今後、国産材の割合を増加させ、国産材の活用が期待されている材料です。杉はあばれが大きい割に柔らかく、あまり家具には利用されてこなかった材料ですが、ひき板と言われる薄板の繊維方向が層ごとに直行するように重ねて接着しパネルを作ることにより、強度を安定させています。このCLT材を使い家具を作ることで、日本の森林や林業を守ることに寄与しています。

杉のオープンシェルフ_空間の雰囲気を変える大きな木家具
杉のシェルフデスク_空間の雰囲気を変える大きな木家具
おもちゃや絵本を置いた様子, 天板の高さは通常の机の高さになっており, 椅子に座れば机として利用することができます. 棚の高さは30cmでA4の本やノートが入る高さになっています.
杉のシェルフデスク_空間の雰囲気を変える大きな木家具
杉のシェルフデスク_組み立て
棚自体は全て六角レンチで簡単に組み立て, 解体ができ, 引越しや配送時にはコンパクトに収めることができます.
杉のシェルフデスク_組み立て
穴の空いた部分に六角レンチを差し込み時計方向に回すと簡単に板を緊結することができます.

オンラインショップで購入できます。


用途:家具
設計:竹田 真志 / raumus
寸法:W1810×D450×H760
製作:raumus
竣工:2022
写真:水崎浩志

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